Night Hawks 岩下千絵のブログ♪ALWAYS BESIDE YOU

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ソロとバンド、共作における著作権の注意



ミュージシャンの友人と著作権の話しをしていて
おもしろかったので書いてみたいと思います。

ソロまたはバンドで契約書のあるCDを出す場合の注意という話しです。

共作とはどこまでのことをさすのか、
これがミュージシャンによって様々です。

作曲者のクレジットをどうするのか?という話し合いで
○原曲を作った人、アレンジは関係ない
○アレンジを含め曲を完成させたメンバー
○メロディーラインを作った人
○メロディーライン2小節、アレンジも参加したら共作と考える人
○その曲に於ける重要なギターリフを考えたら共作、、

などなど様々な訳です。なのでバンドメンバーによって解釈が違うので
メンバーの話し合いにより決めます。

シンガーソングライターやソロピアニストの場合は
だいたい最初にギャラを払ってミュージシャンやアレンジャーに
楽曲アレンジを依頼するのでクレジットはソロ名となることが多いです。
アレンジの途中で一緒にメロディーを変えたので共作、ということもあります。

バンド名でCDを作った場合、
例えばスモークオンザウォーターの場合は
作詞作曲がバンドメンバー全員になってました。
(以下からは実際の曲作りはどうなっているのかは
全く知りませんので全て私の例え妄想話ですのでご注意ください。)

例えばイアンギランが
シンガーソングライターとして活動していて、
温めていた名曲、弾き語りのスモークオンザウオーターをCDにしようと
スタジオミュージシャン達に1曲3万のギャラを支払い曲を仕上げた場合、
スモークオンザウォーターの作曲者は
イアンギランになるわけです。

さて、世界的ヒット曲となってしまったスモークオンザウオーター、
最初にギャラで雇われ、それっきりだったミュージシャン達は
「俺らは凄い曲にかかわることが出来てしあわせだなぁ〜」
と、思い出話に花をさかせて明日のバイトの心配をしながら
飲んだくれてたりするのですが、
イアンギランはリムジンに乗って叶姉妹と豪遊してるかもしれないという、
収入格差が生まれる訳です。
(どちらが幸せかは人によると思います)

リッチーの立場で考えますと、
ディープパープルとして製作し、
あのリフを産み出したおかげでスーパーギタリストになり、
作曲者として契約してますので印税も沢山入ったでしょうが、
雇われミュージシャンだった場合、最初のギャラ3万と
ライブで演奏を頼まれれば1本数万円のギャラのみ、
「スーパースターギタリスト」ではなく
「おかげで仕事が増えたよなぁ、、、」という
「上級スタジオミュージシャン」になってる可能性もあるわけです。

同じ曲を弾いたのにもかかわらず人生がまったく変わるということです。
なんとまぁ、びっくりでございます。。。

さて、もしも、
シンガーソングライターだったイアンギランが
バンドをやりたくなってメンバーを集め
「ディープパープル」を結成したとします。
皆でスモークオンザウオーターを完成させました。
契約書を書く段階で
「原曲を持って来たのは僕なので 作曲クレジットは僕だけです」
と主張したギラン、
リッチーが
「あ、そう、」
と納得してくれればいいのですが、
「この曲はこのギターリフがあってこその曲、
だから共作だ、印税8割、俺でもいいだろ、当然だ。」
と主張し、ギランが
「あんた、原曲は俺だぞ、シンガーソングライターとして
あっためてた曲だ、俺の魂がこもってるんだっ!
作曲者は俺に決まってんだろっ!!」
と、そこへロジャーグローバーが
「あんたらね、サビのメロを印象深く変えたのは俺だぞ、忘れたのか?」
「そんなこと覚えてねーよ!、そんなちょっとのことで共作を主張するな、ボケ!」
ジョンロード
「どうせ水の上の煙なんて曲、売れねぇって、どうでもいいよ」
イアンギラン
「まったく、これだからバンドはめんどくせぇな、
バンドなんて作らずに最初にアレンジギャラで片付けておけば良かったぜ!」
となるかもしれません。
しかし結果はメンバー全員の名前にして印税も均等
(実際は均等かどうかはわかりません)
めでたしめでたしでした。

ここでの注意は、もちろん人にもよりますが
バンドでしかやったことのないミュージシャンと
ソロやその都度ギャラで活動してるスタジオミュージシャンとは、
作曲、共作に関して捉え方がまったく違うということです。
最初に書いた通りです。

バンド育ちの人は「リッチーじゃなきゃこの曲は産まれなかった」
というセンスやアレンジの「貢献度」を作曲として理解出来ますが、
シンガーソングライターやギャラで済ますスタジオミュージシャンは
メロディーライン=作曲者と捉えがちで
その発想の根本は
シンガーソングライターのアレンジをギャラで引き受けた時、
どんなに素晴らしいアレンジをしても作曲印税は入らないし、
名曲のカヴァーCDを出す時にアレンジを全て変えても
作曲印税は最初に作った本人だけに入る仕組みになってるので
メロディー=作曲者、印税が入る
アレンジ=作曲印税がない、と捉えがちですが、
バンドでオリジナル曲を製作した場合はアレンジをどう捉えるかは
バンドメンバーの解釈次第なのです。

しかし果たしてイアンギランのソロで発表したスモークオンザウオーターと
ディープパープルで発表したスモークオンザウオーター、
同じ完成度だからといって売り上げも同じ、、というわけではないでしょう。
その楽曲の魂みたいなものが変わり、
売れ方も変わってくると思うのが不思議です。。。。
相性占いみたいなのが
関係してくるのでしょうか?(笑)

分析するに、
バンドの場合、「この楽曲のギターはリッチーじゃなきゃダメ!」
「リッチーのおかげで曲が完成した」
という抜群の貢献度を認められ、
また今後も一緒にバンド活動をして
永遠とスモークオンザウオーターを(メンバーチェンジしてますが)
演奏していくわけですが、

イアンギランがソロとして、最初にリッチーをアレンジギャラで雇った場合は
リッチーとはそれっきりでもいいし、
その後、そのリフをコピーして弾いてくれるギタリストなら
誰でもいいとも言えます。

なので同じスモークオンザウオーターですが、
楽曲自体の魂も変わる感じがします。

以上のことから
いかに人によって共作の捉え方が違うのか、
バンドという存在が特別なのかがいっそうわかった今日この頃です。

誰かと音楽を作る時はソロかバンドか最初が肝心です。
プロの場合はちゃんと話し合いが必要ということです。
ここがプロ、アマチュア、趣味の違いともいえるのではないでしょうか。

アマチュア時代にバンドで作った曲が
プロになってメンバーが変わって売れてしまい問題になったりと、、
ネタは尽きないのですが、、、

「しゃしんのちょさくけんはいらないわ」
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あ、そうですか、。




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